入居中
内容にPRを含むことがあります

家賃・共益費の値上げを拒否!根拠と具体的な断り方の完全ガイド

家賃・共益費の値上げを断るための資料を手に、自信満々に微笑む女性
NPO

更新書類で家賃UPと書かれていました!どうしたらいいですか?

あなた
あなた

勝手に賃料を増額されました。

あなた
あなた

定期借家だと断れないって本当ですか?

あなた
あなた

家賃UPの仕組みと断り方・注意点を紹介します。

ちんとら
ちんとら

あなたが知りたい内容をクリック

根拠
断れるケース
すでに認めた
値上げ手口
まとめ

家賃・共益費の値上げ、本当に断れるの?

家賃や共益費の値上げを通知されたら、不安や疑問を感じるのは当然です。

しかし、必ずしも従う必要はありません

実は、家賃・共益費の値上げは、法律で厳しく制限されています

ナー側が一方的に値上げを行うことは許されず、あなたが了承しなければ断ることができます。

この記事では、家賃・共益費の値上げを断る方法と注意点について詳しく解説します。

オーナー側が家賃を下げることを理由なく断れるように、入居者も値上げを理由なく断る権利を持っていることを覚えておきましょう。

ちんとら
ちんとら

家賃・共益費の値上げ、断れるケースと具体的な断り方

契約書を徹底チェック!断る根拠と例文

契約書に「協議の上」の記載があるか確認しましょう。国土交通省の標準賃貸借契約書だと第4条(賃料)の部分です。

国土交通省の標準契約書

第4条(賃料)の3

甲及び乙は、次の各号の一に該当する場合には協議の上、賃料を改定することができる。

契約書の種類が「普通賃貸借」で契約書に「協議の上」って書いてあったら、あなたが同意しない限り、オーナー側は理由なく値上げできません。

ちんとら
ちんとら

「協議の上」を理由に断るメール例

家賃・共益費の値上げについて、契約書に「協議の上」と記載されているため、お断りします。

メール例文
メール例文

家賃相場変動は値上げの理由にならない!断る根拠と例文

家賃を上げられるかどうか判断するのは裁判・調停です。

オーナー側が勝手に判断して強要することはできません。

もし、そのような発言があった場合は、メールを送って記録に残しておきましょう。

悪質な行為の証拠になる可能性があります。

「家賃相場の変動」を理由に断るメール例

○月○日、○○不動産の○○さんから家賃相場の変動が理由に家賃を上げられるとありました。

家賃の増額については、裁判官や調停員が最終的に判断します。

つきましては、以下の点についてご回答いただけますでしょうか。

  • 家賃相場の根拠となるデータ
  • 裁判所・調停が家賃相場の変動を認めて賃料改定を決定した通知

上記の根拠が無い場合には、家賃・共益費の値上げについて、契約書に「協議の上」と記載されているため、お断りします

メール例文
メール例文

一方的な更新拒否は認められない!更新拒否への対処法

普通賃貸借契約では、家賃をキチンを支払っていたり騒音で警察沙汰などのトラブルが無い限り、オーナー側が一方的に契約更新を拒否することはできません

更新を拒否すると言われたら、記録を残しておくことが重要です。

オーナー側が更新拒否だと言っても、慌てる必要はありません

多くの場合、更新拒否は認められず、入居者は法定更新で住み続けることができます

ちんとら
ちんとら

「更新拒否」の対策メール例

○月○日、○○不動産の○○さんから次の契約更新を拒否するとありました。

賃料の滞納やトラブルなどなく、一方的な更新拒否は借地借家法28条でみとめれておりません。

つきましては、以下の点についてご回答いただけますでしょうか。

  • 更新拒否の根拠
  • 裁判所・調停が更新拒否を認めた判決等

上記の根拠が無い場合には、悪質な虚偽発言による恫喝・強要だと判断し、このやりとりをその証拠とします。

メール例文
メール例文
契約更新をもっと詳しく
賃貸借契約更新の全知識!スムーズに手続きを進めるための完全ガイド
賃貸借契約更新の全知識!スムーズに手続きを進めるための完全ガイド

「協議の上」の文言がない契約書は無効?

契約書に「家賃・共益費は大家と協議の上、変更できる」という文言がない場合でも、大家は一方的に値上げを要求できません。

これは、消費者契約法10条に違反し、消費者にとって著しく不利な内容と判断される可能性が高いからです。

消費者センターや法テラスの弁護士に相談しましょう。

例外!定期借家契約は家賃増額を断れない!?

定期借家契約では、契約期間満了時にオーナー側が理由なく契約終了を選択できます。

そのため、賃料UPに応じない場合は契約期間満了時に退去を余儀なくされる可能性があります。

つまり、期間満了までに退去する予定がなければ、値上げを受け入れるしか選択肢はありません。

定期借家契約は、ホテルやレオパレスのように退去が決まっている契約のイメージ。

契約後にできる対策はないから、契約時に定期借家契約であることに注意が必要だよ。

敷金・礼金と同様に重要なポイントだから、しっかり確認しようね!

ちんとら
ちんとら

家賃・共益費の値上げ、過去に同意していたらもうお手上げ?

家賃UPに同意した時に、この情報を知りませんでした。

今からどうにかなりませんか?

あなた
あなた

家賃増額は有効、今からはどうにもなりません。

今後、同様の状況を避けるためにも、契約内容をしっかり確認したり、賃貸の知識を増やすをおすすめします。

ちんとら
ちんとら

家賃UPを断れるって説明されなかった?

オーナー側に説明義務はありません。

事前に確認しなかったのは、あなたの責任です。

あの時は強制だと言われて応じてしまった

メールなどの証拠がなければ、水掛け論になり、泣き寝入りです。

次に備えて賃貸の知識を蓄えましょう。

徹底解説!オーナー側の巧妙な家賃・共益費値上げ手口と断り方・メール例文

理屈はわかりました。

でも、実際にオーナー側はどんな手口で増額を求めてくるのでしょうか?

あなた
あなた

多くの場合、以下の方法で巧みに増額を承諾させようとします。

事前に知っておくことで、焦らず冷静に対応できる余裕が生まれますよ。

ちんとら
ちんとら

更新用紙で家賃UPを迫られた!

更新用紙で家賃UPを迫った写真

実際の家賃UP通知 写真

更新用紙:横線で削除し、断る文言を記入&写真で保管

横線で削除し、「家賃増額はお断りします」と明記。

送り返す前に必ず写真撮影・印刷して契約書に挟んで証拠を残しましょう。

更新用紙で家賃UPのメール例文

更新の書類にも記載しましたが、念のためメールいたします。

賃貸契約の家賃等の改定に関するお知らせについてお断りし、以前の契約内容通りの賃料しか認めません。

メール例文
メール例文

電話で家賃UPを迫られた!

電話:録音し、証拠を残す。書面での回答を求める

契約更新で断わると電話連絡がくるケースが多くあります。

その時は話をせずにメールでもらうように伝えて電話を切りましょう。

それでも電話を続けたりしたら終わった後に会社の代表メールに連絡をしましょう。

急な電話の対応例

大事な内容なのでミスが無いように必ずメールで下さい。

電話だと言った言わないの水掛け論になる可能性があるのでお断りいたします。

電話の対応例
電話の対応例

電話で家賃UPのメール例文

〇月〇日、〇〇不動産の○○さんから電話を断ったのに一方的に家賃増額を認めろと脅迫する電話を繰り返されています。

脅迫について、○○不動産の会社印が押された書面で謝罪文を求めます。

今後、やりとりは全てメールでのみ応じ、電話があった場合には添付しているように着信履歴、会話の録音を「脅迫の証拠」として使用することがあります。

あなた
あなた

家賃以外の共益費などの名目で家賃UP

共益費名目での値上げ:根拠を確認し、断る

どのような名目であろうと、最初の契約書に書かれた内容(金額)の変更であれば断れます。

逆に、あなたが家賃交渉や更新料を無くして欲しい・減額して欲しいという要望があっても理由なく断られます。

家賃以外で断れる内容の例

家賃以外の名目で家賃UPのメール例文

更新の書類にも記載しましたが、念のためメールいたします。

以前の契約内容以外の契約内容の変更・増額等は認めません。

メール例文
メール例文

悪質!勝手に家賃UPで口座引き落としされた

口座引き落とし:不当な場合は、返金請求

オーナー側にメールや手紙で家賃UPを認めていないことを伝えてその記録に残しましょう。

やりとりで謝罪と返金があれば解決し、トラブルになっても裁判や被害届などへの大事な証拠になります。

すぐに、法テラスの弁護士や都道府県の不動産課に相談を検討しましょう。

勝手に家賃UPのメール例文

〇月分から増額された家賃の金額を勝手に引き落としされました。

認めていない金銭を窃盗した証拠とします。

今後のやりとりは全てメールで返答ください。電話があった場合には録音・着信履歴のスクショと合わせて証拠とします。

5日以内に返金とオーナー・管理会社の双方の謝罪文が提示されない場合には法テラスの弁護士と被害届・都道府県の不動産課へ処罰の申し入れを検討いたします。

メール例文
メール例文

家賃を受け取らない・滞納扱いしたら?

法テラスの弁護士などに相談しながら、「家賃の供託」という手続きをしましょう。

供託とは、現在の家賃額を国(第三者)に預けることで、家賃を支払ったのと同じ効果を持たせる手続きのことです。

法律的な手続きに則り、支払いを行う限りは、貸主側は一方的に契約の解除はできないのです。

要点まとめ

ポイント
  • 家賃UPは理由なく断ってOK
  • 対策は記録に残すこと
  • 認めたらどうにもならない

裁判や調停でないなら理由や説得も無視して良いです。

ちんとら
ちんとら

▼ 個別相談はこちら ▼

記事URLをコピーしました