退去立会い方法と対策|流れ、準備、注意点を紹介

退去立ち会いって何をするんですか?
何か気を付けることはありますか?

退去立ち会いは、相手にぼったくりをされるリスクがとても高い行為です。
そのため、しっかり準備をしないと泣き寝入りになるため、流れ・準備・注意点を紹介します。


賃貸の退去立会いとは?
賃貸のアパート・マンションを退去する際に行われる「退去立会い」は、部屋の状態を大家さんや管理会社と一緒に確認するものです。
しかし「確認」という名目のもとで、入居者に不利な状況に陥りやすいということをご存知でしょうか?
なので、賃貸トラブルたすけ隊は、絶対に退去立会いをオススメしませんが、契約書で退去立会いが義務だったり、退去立会いをする人のために、退去立会いの対策を紹介します。
退去立会いが必要か確認方法

退去立会いが「ぼったくり放題」な理由
知識・経験の差
退去立会いは、専門知識がない入居者と、何度も経験してきた相手で、部屋の状態を確認します。
知識や経験の差から、入居者は相手の言いなりになってしまい、本来負担する必要のない費用まで請求されても分からない・判断ができません。
時間的に適切な退去費用は出ない
適正な退去費用を算出するには、業者の見積もり以外にも、契約書やガイドライン、入居時の状況などを確認する必要があり、短い立会い時間では到底不可能です。
そのため、その場で金額や項目を決定したら、大家さんが負担すべき費用まで請求されているぼったくりと言えるでしょう。
サインは泣き寝入り
入居者がサインをしてしまうと、ぼったくり内容でも同意したとみなされ、取り消すことも出来ずに裁判では不利な証拠にもなります。
退去立会いの流れ・準備・注意点
退去立会いの全体の流れを把握しておくと、安心して対応しやすいよ。

15~30分で部屋内の確認をします。
特徴として、入居前からのキズだと伝えても請求してきたり、普通の生活で付いてしまうキズまで入居者のせいにされたりすることが多く、入居前の写真や契約書すら準備してこないことが多いです。
立ち会いで請求書を作ったらぼったくりなので、絶対にサインをせずに明細をメールでもらうように伝えましょう。
一般的な退去立会いの流れ
- 立会いの日時を調整する
- 荷物を出した部屋の状態を確認
- 原状回復義務について話し合う
- 記録を作成する
- 署名・捺印する
一緒に立ち会えないかお願いする
できるだけ1人で対応することは避けましょう。
第三者に立ち会ってもらうことで、相手が複数人だから怖くて断れないケースを防ぎ、録画を担当してもらうことで記録に残すことも出来ます。
知識も付けて動画など対策も準備したが、1人で立会いに行くと男3人にずっと威圧されて、、、
怖くて何もできずにサインをしてしまいました。

退去届でぼったくりを牽制する
立ち会いで録画することや、請求する時に細かい明細を出さないと認めないという内容を追記するだけで、相手は「この人は、注意しないといけない」とぼったくり請求や、テキトーな説明をすることが減ります。
退去届に書く例文

退去立会い前に動画に残す
退去費用の請求書で、退去立会いで話が出なかった・身に覚えが無い請求された時に録が無い状態にならないように、部屋中を動画に残しておきまよう。
引越し当日に旧居でやること

「退去立ち会いQ&A」を読んでおく
退去立会いで起きるトラブルは、同じような事例が多く、知っているだけで同じ状況になった時にスムーズに対応しやすくなります。
複数人で立ち会う
一人ではなく、友人や家族など、複数人で立ち会うことをおすすめします。
記録を残す
スマートフォンなどで、部屋の状態と不動産会社の話している内容を録音・録画しておくと、後でトラブルになった際に証拠となります。
その場でサインしない
殆どの書類に、「退去費用を承諾し、異議申し立ては行いません。」と書かれているため、断りましょう。
最初にぼったくり牽制を伝える
退去立会いをする相手に、退去届などで事前に伝えた牽制内容が伝わっていないことが多いです。
なので、立会いの最初に録画した状況で、牽制内容を伝えましょう。かんたんなのは、下記部分を相手に見せて同意をもらいましょう。
退去届でも伝えましたが、有効な特約とガイドラインに沿った適正な請求以外は断ります。
録画を証拠に、あなたが「お願い」「協力」など、どのような表現でもオーナー負担分を負担させようとしたら、ぼったくりだと認識します。
また、請求内容は、後から必ずメールで単価・㎡・減価償却率・入退去時の比較写真・通常損耗と特別損耗の判別まで、費用を請求する側の証明責任で下さい。
詳細・写真・根拠が無い請求は証明責任を放棄した、ぼったくりだと判断します。
認める・認めないの話は根拠や請求内容が揃ってから判断してメールで返答します。

話合い・議論は絶対にしない
言った言わないの水掛け論にしかならず、結論もでません。
最初に言いましたが、請求書に今の内容も書いて後からメールしてください。
ガイドラインなど確認して後から返事します。

退去立ち会い Q&A
退去立会いの疑問・よくあるトラブル事例 | |
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清掃業者と話が食い違ったらどうする? | |
立ち会いの録画を拒まれたらどうする? | |
サイン拒否は退去にならないと言われたら? | |
退去のサイン「だけ」してと言われたら? | |
サインをするなら安くすると言われたら? | |
ガイドライン通りの請求だと言われたら? | |
すでにサインをしてしまっていたら? |
清掃業者と話が食い違ったらどうする?
不動産会社や貸主/大家さんが、退去立会いをクリーニング業者に依頼している場合、入居者の原状回復費用と貸主/大家さんのリフォーム費用をまとめた金額なので、話がかみ合いません。
なぜなら、業者は全体の見積もり依頼を受けて入居者に請求するように言われているだけで、貸主/入居者の負担を分けるのは、貸主/大家さんや不動産会社の仕事だからです。
やりとりを丸投げした貸主/大家さんや不動産会社に見積もりを渡すように伝えましょう。
実際の例
(全体で)金額は○○円です。

(自分が負担する)金額が高すぎます。

うちの金額は相場通りです!!
(自分の見積もりが高いと誤解している)

伝え方の例
あなたの出す見積もりは、次の入居者が住める状態にするための見積もりですよね?
その金額には、入居者負担とオーナー負担が混ざった状態で、私はオーナー負担分を払うつもりはありません。
なので、管理会社(オーナー)に入居者負担とオーナー負担をガイドライン通りに分けて請求するように伝えてもらえますか?
あなたが私にこのまま請求を続けるなら、オーナーと一緒に架空請求を強要した共犯だと判断することになります。

立ち会いの録画を拒まれたらどうする?
録画を拒否したことを理由に、立会いを拒否してすぐに帰りましょう。
できるなら録画できるといいのですが、出来なくてもその場から離れて相手にメールしましょう。
メールの例
退去立会いと部屋の退去状況を動画に残そうとしたら、○○不動産の○○さんから拒否されました。
動画に残すことを拒否することは、○○不動産にとって不都合なことをしようとしてきたと判断し、証拠隠滅して強要・脅迫の危険から立会いを断り、拒否した動画を証拠とします。
以上の理由から、今後はメールのみの対応とし、電話があった場合には録音と着信履歴のスクショをさらに強要・恫喝しようとしたとして拒否します。

サイン拒否は退去にならないと言われたら?
悪質な嘘です。
宅建業法でも部屋を使えない状態であれば退去にあたるとし、具体的にはカギを返却すれば良いとされています。
しかし、怖くて断れなくてサインをしてしまったら、その場を離れてからメールしましょう。
メールの例
〇月〇日、〇〇不動産の〇〇さんから「サインをしないと退去にならない」と言われ、認めていない金額にサインを強要・恫喝されました。
強要・恫喝されたサインを撤回し、動画を証拠とします。
以上の理由から、今後はメールのみの対応とし、電話があった場合には録音と着信履歴のスクショをさらに強要・恫喝しようとしたとして拒否します。

退去のサイン「だけ」してと言われたら?
退去の承諾書と請求書の書式が一緒のタイプで、請求は認めなくても退去の承諾サインを求められるケースがあります。
そのような場合には、以下の方法でサインしましょう。
「金額は認めません」と書いてサイン
用紙の余白や備考部分に金額については認めず、退去の為にサインをしたことがわかるようにしてサインをしましょう。
また、念のために写真に残しましょう。
横線で削除・押印してサイン
殆どの書類には、承諾と異議申し立てについて書かれている部分があるので、削除してサインをしましょう。
また、念のために写真に残しましょう。
退去費用を承諾し、異議申し立ては行いません。
サインをするなら安くすると言われたら?
「大家さんの好意で安くしてあげる」
「サインするなら負担減らしてあげる」
すべて、悪質業者のよくある嘘です。
そもそも、ぼったくり状態から安くすると言って、減らした風に見せかけているだけです。
その場で返答するか、その場を離れてからメールしましょう。
返答の例
「後から、私が負担しなくて良い請求が分かったら、その分を減額する」
って書いてもらえないならサインできません。

安くするってのは、ガイドラインに沿った適正な請求から安くするって意味で当たってますか?
オーナー負担が含まれた金額からなら断ります。

メールの例
〇月〇日、〇〇不動産の〇〇さんから「ガイドラインに沿った適正な請求から安くしてあげる」と言われ、サインを求められました。
この請求が、ガイドラインに沿った請求より安くない場合、虚偽の説明の詐欺行為を理由にサインを撤回し、動画を証拠とします。
以上の理由から、今後はメールのみの対応とし、電話があった場合には録音と着信履歴のスクショをさらに強要・恫喝しようとしたとして拒否します。

ガイドライン通りの請求だと言われたら?
「ガイドライン通りに計算しました。」
「適正な請求で間違いありません。」
すべて、悪質業者のよくある嘘です。
退去立会いの短い時間では、通常損耗の確認や減価償却などガイドライン通りの計算は出来ません。
その場で返答するか、その場を離れてからメールしましょう。
返答の例
「後から、ガイドライン通りでは無い請求が分かったら、その分を減額する」
って書いてもらえないならサインできません。

メールの例
〇月〇日、〇〇不動産の〇〇さんから「ガイドラインに沿った適正な請求をした」と言われ、サインを求められました。
この請求が、ガイドラインに沿った請求でない場合、虚偽の説明の詐欺行為を理由にサインを撤回し、動画を証拠とします。
以上の理由から、今後はメールのみの対応とし、電話があった場合には録音と着信履歴のスクショをさらに強要・恫喝しようとしたとして拒否します。

すでにサインをしてしまっていたら?
サインをしてしまうと、入居者はぼったくり内容でも同意したとみなされ、取り消すことも出来ません。
この状態からは泣き寝入りしかなく、ごねることは悪質なクレーマー扱いされるため、注意しましょう。
サインをする時に、こんなことになるとは知らなかった。
自分で、対策もせずに読まないでサインしたことを棚に上げて、説明義務がない相手を悪者にしたい!
かわいそうでしょ?自分では何もしないけど、どうにかして

退去立会い「なし」で退去の注意点
退去費用が高額になる、特に注意が必要な3つを紹介!


部屋をキレイに掃除する
部屋を綺麗に掃除することは、余計な退去費用を防ぐために非常に重要です。
国土交通省のガイドラインでは、入居者が退去までに清掃をする場所・範囲「通常の清掃5項目」を定めているので重点的に掃除しましょう。
入居者に求められる清掃(原状回復)は、あなたが入居した状態ではなく、軽い掃き・拭き掃除とゴミ捨てです。
そこから、次の入居者のためにキレイする分は貸主/大家さんが負担するリフォームに当たります。
クイックルワイパーで大掃除くらいで大丈夫!

ガイドライン「通常の清掃」項目
- 部屋全体の掃き掃除
- 部屋全体の拭き掃除
- お風呂/トイレ/水回り清掃
- 換気扇などの油汚れの除去
- ゴミの撤去

部屋の消臭をしっかりする
退去費用で一番高額負担になるのが、「におい」の消臭費用です。
タバコ臭やペット臭はもちろん、柔軟剤の強い香りも消臭しなければなりません。
高額負担になる理由ですが、においは部屋全体に広がって範囲が広くなり、消臭のために専門業者による本格的な作業が必要になるからです。
日頃から換気を心がけ、消臭剤を使用してにおい対策をしておくことや、退去時にも消臭しましょう。
におい対策のページ

部屋の残置物には要注意!
不用品やゴミはもちろんですが、ティッシュ箱1つやトイレットペーパーなど、良かれと思って残したものでも、残置物とみなされることがあります。
残置物は、貸主/大家さんや不動産会社から処分費・人件費を請求されるので、断るためには自分で旧居まで残置物を取りにいかないといけません。
「これくらいなら大丈夫だろう」と思って残したものが、思わぬ出費・手間につながってしまうこともあるので、最後にもう一度チェックをしましょう。
引越し/退去やることリスト
